Q:ストップロス狩りについて教えて下さい
例えばドル円ロングで115.5を持っていて、ロスカットを114.5で入れている人が多いとします
現在114.7であった場合、狩りたいところは114.45あたりを目掛けてS攻勢を掛ける→
114.50で皆投げ売り状態になる→円高進む
→売りまくったドルを買い戻す→儲かる
という考え方で合ってるでしょうか?
A:「ストップ狩り」には2種類あります。
1つは質問者様の仰るとおり、多くの人が入れている「ストップロス注文」を狙って
ヘッジファンドなどの玄人筋が仕掛ける(投売りを誘発し利益を狙う)ストップ狩り。
そしてもう1つはFX業者が顧客に対して行うストップ狩り。
FX業者は自社の顧客の注文が全て見えているので
レートを自由に操作できる相対取引の業者(国内FXの大半は相対取引)であれば
顧客のストップロス注文に向かって故意にレートをずらす事で利鞘を稼ぐ事ができるのです。
補足)FX業者によるストップ狩りの例
現在ドル円が114.58銭で114.50銭で売るストップロス注文が大量に入っていた場合、
FX業者は一瞬だけレートを114.50銭にする事によりストップロスの売り注文が114.50銭で約定、
顧客が114.50銭で売ったということはFX業者が114.50銭で買ったという事になります。
実際の市場レートは114.58銭のままなので、FX業者がインターバンク市場で
カバー取引をする事により、差額の8銭が業者の利益になります。
※取引所取引やECN業者であればFX業者によるストップ狩りはありません
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