Q:
例えばドル円が90円→80円になれば円高ドル安だと言われてますよね?
これは円が高くなる、ドルが安くなる2つの要因があるわけですが
最近のようにドルは暴落して他のクロス円はたいして動いて無い場合、円高ではなくドル安になりますよね?
すると円高で困ってる企業ってのは、実質の円の高騰ではなく、ドル円のレートのみに焦点を当ててるんでしょうか?
ドルが暴落してるわけなので他の国も自国通貨高になって、日本も外国も条件は同じだと思いますが(元々円高というのは置いといて)
A1:
「円高で困ってる」という定義を企業がどういうニュアンスで
訴えてるか、実情次第。
当然だが、イギリスとポンドで貿易や決済してる企業とフランスとユーロで決済
してる企業と、国にかかわらず基軸通貨のドルで決済をする企業と
完全に円でしか商売をしない企業では実情が違うから。
言葉遊びではないが、簡単に「円高で困る」って愚痴は為替レートで思うような
収益が得られないという話を短絡化して表現してるだけで、細かな実情までは
入っていない。
もしドル決済の企業があれば、円高で集金の損がでるかもしれない
100円のものを1ドルと想定してうったら、集金時に80円になったから
かなわんと言うだろう。
だったら円で集金決済してる企業は影響ないのか?というと
顧客がドルを円に両替して決済するのだから、その場では額面通りの
円が手にはいるが、顧客からは「高くてかなわん」という理由で
商売を打ち切られてしまい。
売り先がいなくなってかなわんというだろう。
つまり、そこにユーロやポンドが複雑に絡んでも理由は様々になる。
A2:
ドルと一切関わりを持たずに商売してれば「(最近の)円高で困る」なんて事にはならないだろうが、
実質的にはどこもドルと関わりを持ってるから、必ずどこかで損失が発生してる。
だから「ドル安」ではなく「円高」でも話が通じるわけ。
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